現場のプロが教える!生コンとモルタルの違いと最適な使いどころ

「生コンとモルタルの違いがいまいちわからない……」
もしあなたがそう感じているなら、安心してください。
これは建築に関わる初心者の多くがつまずくポイントです。

実は、生コンとモルタルの違いをきちんと理解できていないまま
作業を始めてしまうと、仕上がりに大きな差が出てしまうこともあります。
ですが、違いと使いどころを正しく押さえておけば、
あなたのDIYや施工現場での判断がグッと正確になります。

そこで今回は、建材のプロである私が
生コンとモルタルの違いと最適な使いどころについて、
わかりやすく、かつ現場目線で解説していきます。


生コンとモルタルの違いとは?構成要素でわかる基本

まず前提として、「生コン」と「モルタル」は、
どちらもセメントをベースとした建材ですが、構成が異なります。

生コン(生コンクリート)は、セメント・砂・砂利・水で構成されており、
強度が高く、主に構造物の基礎や柱などに使用されます。

一方モルタルは、セメント・砂・水の3つで構成され、
砂利が含まれていないぶん柔らかく、
仕上げや補修、小さなスペースの充填などに向いています。

つまり、両者の違いは「砂利の有無」と「用途による強度の差」にあります。
この違いを理解することで、使い分けがスムーズになります。


モルタルの特徴と最適な使いどころ

モルタルの最大の特徴は、柔軟性と施工のしやすさにあります。
以下のようなシーンでモルタルは力を発揮します。

また、モルタルは表面が滑らかで扱いやすいため、
DIY初心者でも比較的作業しやすい建材です。
ただし、構造的な強度は期待できないため、
荷重のかかる部分には不向きです。


生コンの特徴と最適な使いどころ

生コンは、その強度と耐久性が最大の特徴です。
そのため、以下のような構造的役割を担う部分に使用されます。

生コンはモルタルと比べて重く扱いにくい部分もありますが、
強度が必要な場面では不可欠な存在です。
また、施工にはミキサー車やポンプ車が必要になることも多いため、
個人で扱うにはハードルが高めです。


生コンとモルタルの違いを見極めて賢く使い分けるコツ

ここまで読んでいただいて、
生コンとモルタルの違いはおおよそご理解いただけたと思います。

最後に、それぞれを効果的に使い分けるためのコツをお伝えします。

このように違いを理解してから材料を選ぶことで、
無駄な手間や失敗を避けることができます。


まとめ:生コンとモルタルの違いを知れば判断が変わる

生コンとモルタルの違いをしっかり押さえることは、
建材を扱う上での基本でありながら、非常に重要なポイントです。

構造と仕上げ、それぞれの目的を明確にした上で
最適な素材を選べるようになれば、
あなたの施工品質も間違いなく向上します。

迷ったときは、もう一度この違いを思い出して、
最適な判断をしてくださいね。

あなたの現場やDIYが、より安全で効率的なものになりますように。

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