「家を建てるって、思ったより知らないことが多いな」
そう感じていませんか？とくに基礎工事や材料の話になると、
専門用語が多くてよくわからない…そんな声をよく聞きます。
特に「jis規格ってなんのこと？」「生コンって普通のコンクリートと違うの？」
と疑問に思ったまま、深く調べずに進めてしまう人が意外と多いんです。
でも、そのままだと、大切な家の土台が
不安定になるかもしれません。
あなたが安心して家づくりを進めるために、
今回は「jis規格と生コンの関係」について、
やさしく、でもしっかり解説していきます。
JIS規格と生コンとは？
家の基礎を支える“見えない安心”
まず最初に知っていただきたいのが、
「jis規格」とは何かということです。
jis規格とは、「日本産業規格」の略称で、
製品やサービスの品質・安全性・性能などに関する国の基準です。
建築業界では、コンクリートや鋼材など、
多くの材料にこのjis規格が適用されています。
一方、「生コン」は「生コンクリート」の略で、
セメント・砂・砂利・水などを練り混ぜて、
現場に運ばれる“できたてホヤホヤ”のコンクリートのこと。
この生コン、実は品質に大きな差があります。
そのため、jis規格に適合した生コンかどうかは、
家の基礎部分を左右する重要なポイントなのです。
なぜJIS規格が必要なのか？
生コンにおける品質保証の役割
ここで疑問が浮かぶかもしれません。
「なぜ生コンにまでjis規格が必要なの？」と。
理由はシンプルです。
生コンは一度打設してしまうと、
あとから見えなくなる＝やり直しがきかないからです。
たとえば、jis規格に合った生コンは、
強度や乾燥収縮、耐久性といった性能が
しっかりテストされ、数値として保証されています。
対して、jis規格外の生コンは
製造方法も品質管理もバラつきがあるため、
仕上がった後にヒビが入ったり、
長期的に沈下したりといったリスクが高まります。
「安いから」という理由だけで選んでしまうと、
将来的に何十万円もかかる補修につながる可能性も。
JIS規格の生コンはどこで見分ける？
工務店まかせにしないチェックのコツ
「じゃあ、jis規格の生コンを使っているかって、
どうやって確認すればいいの？」
そんな声が聞こえてきそうですね。
まずは、契約前に工務店やハウスメーカーに確認してください。
「この工事ではjis規格適合の生コンを使っていますか？」
と聞くだけでOKです。
もし不明瞭な回答が返ってきたら、
他社と比較してみることも検討した方がいいかもしれません。
また、工場出荷時の「出荷証明書」や「品質証明書」には、
jisマークの有無が記載されています。
図面や見積書には出ない情報なので、
気になる場合は遠慮なく資料をもらいましょう。
価格よりも“安心”を選ぶべき理由
生コンの失敗は取り返しがつきません
「コストはなるべく抑えたい」
その気持ちはとてもよくわかります。
でも、基礎に使う生コンは、見えないけれど最も重要な部分です。
jis規格の生コンを選ぶことで、
地震・風雨・経年劣化などに強い、
“長持ちする家”を手に入れることができます。
それに、修繕費用やリフォームコストを考えると、
初期投資としての品質確保は、
結果的に節約にもつながるのです。
まとめ：JIS規格と生コンの関係を知ることが、
あなたの家を守る第一歩になります
ここまで読んでいただきありがとうございます。
最後に一番大事なことをお伝えします。
「見えない場所こそ、手を抜かない」
これは、生コン選びにおいてもまさに当てはまる言葉です。
jis規格に準拠した生コンを使うことで、
あなたの家は何十年にもわたって、
安心して暮らせる土台が築かれます。
業者に任せきりにせず、あなた自身が「正しい知識」を持つこと。
それが、満足できる家づくりの近道です。
大丈夫です。ひとつひとつ知っていけば、
あなたはきっと納得できる選択ができます。
その第一歩が、今日ここから始まっていますよ。
